技書博公式ブログ

技術同人誌博覧会(技書博)のコアスタッフより公式情報発信を行うサイトです!

技書博ってなに?

皆さんこんにちは!技書博を主宰している id:ariaki です。技書博について「どんなイベントなの?」「他のイベントとどこが違うの?」と聴かれることが多く、私たちが考えていることを改めて言語化しました。

技書博とは

技術書同人誌博覧会(技書博)は、技術に関する同人誌の即売会です。ITの他に、理工/数学/デザイン/マネジメントなど幅広い技術を取り扱っています。エンジニアのアウトプットを応援したい&増やしたいという思いからこのイベントが生まれました。初心者にもベテランにも優しく、ゆったりと交流しながら知識を深め、仲間を作ったり成長できるような場所を目指しています。

技書博で著者から読者の方々に多くの知が共有されます。本から得た知によってコミュニティ全体の技術力が向上します。知を原動力に、技術者によってより良い製品やサービスが生み出され、それが社会全体の豊かさに繋がっていくはずです。私たちスタッフは技書博を継続することでより豊かな社会を実現していきたいと考えています。

技書博が大切にしているもの

技書博は著者が主役のイベントです。私たちは、より多くの方に本を書き始めてほしい、書き続けてほしいと考えています。技書博によって企画されるイベントやコーナーはそのほとんどが著者に向けて行っていますし、これらの企画をつうじて多くの方に技術書を執筆していただき、会期中にめいっぱい楽しんでいただきたい、そんな思いがつまっています。

私たちが考える技書博の大きな特徴として「著者と読者がゆとりをもって交流できる」という点が揚げられます。参加者はサークルスペースをひとつひとつ回り、著者と会話して交流を深めながら本を手に取り、内容をたしかめながら購入していきます。著者からみると、どんな方が読者なのかを感じ、直接感想やフィードバックを聴き、自分の本が誰にどれくらい必要とされているかを認識できます。それらは著者にとって大きなモチベーションにつながると信じています。

私たちはそういったリアルな体験を大切にするために、オフライン開催にこだわってきました。1冊の本を書き上げ頒布することは大変な労力を要する作業です。自身の叡知がつまった本は、自分の分身のようにとても大切なものでしょう。そんな分身を頒布するのですから、読者との交流は重要ですし、またオフラインならではの「本を手に取る感覚」も大切にしたい点です。著者が会場を訪れた瞬間を思い浮かべてください。印刷したての新刊の段ボールを開けるときのわくわくやどきどき、まだ微かに残るインクのにおい、手にとったときの重さや手ざわり、自身が作った本のページをめくる感覚、それらが鮮明に記憶されるからこそ、また本を書こうと思うのはないでしょうか。

技書博はどんなサークルが参加できる?

以下のいずれかに該当するサークルのみ出展できます。

  1. 技術に関する本を頒布するサークル
  2. 技術コミュニティが自らを広報するためのサークル
  3. 協賛企業が自らを広報するためのサークル

技書博は「技術書」を執筆するサークルに向けたイベントです。私たちは、あなた自身が信念をもって解説可能なものを「技術」と定義します。ITや工学に限らず、数学や科学などをはじめとした広い概念を指しますので、マイナーなジャンルだからと恐れずぜひ頒布いただきたいと考えています。スタッフによって「技術かどうか」を判断することは原則ありません。ただし、各種法律や一般良識に則わない頒布物や、明らかに会の運営に支障をきたすと判断したときは頒布をお断りする場合があります。

技術を記したものであれば、1ページからどんなボリュームでも「技術書」です。手書きのもの、コピー用紙をホチキスで止めたもの、印刷製本されたもの、木版や石板などに刻んだもの、技術が記録されたCDやDVDなどのメディア、デジタルデータのダウンロードコード、どんな形式でもかまいません。

技書博はどれくらいの規模や頻度で開催している?

直近の技書博は、およそ50〜70サークル、来場者数300〜500名ほどの開催規模です。コロナ禍前と比べて参加者数が減っていますが、少しずつ増やしていけるよう頑張っています。

開催頻度は年2回(おおむね半年に1回)ペースを目指しています。ゆったりと執筆計画をたてられるように、おおむね開催日には次回を告知できるよう準備しているのが特徴です。その他にも勉強会や見学会など企画を随時行っています。

○最新情報の発信はこちら https://x.com/gishohaku

○勉強会などの告知はこちら https://gishohaku.connpass.com

おわりに

技書博は2019年7月にはじめて開催し、現在は9回目を準備している最中です。これまで8回のうち3回は残念ながらコロナ禍のウイルス流行状況によって開催中止を余儀なくされましたが、それでも諦めずオフライン開催を続けています。度重なる中止のなかで何度も挫折し、資金状態もまったく芳しくありませんし、多くのスタッフがさまざまな事情で離れいまはかなりの少人数で運営を続けています。できることをひとつずつ増やし、歩み進めたいと思っていますので、そんな私たちを暖かく見守り応援してください。

「技書博っていう面白いイベントがあるよ」と知人に共有いただくことが私たちの一番の喜びです。認知度があがり来場者が増えることで、私たちにできることが無限に広がっていきます。また、あなたの会社の採用や広報に関係する部署の方々にぜひ技書博をご共有いただき、ご協賛を検討いただけると幸いです。