こんにちは、技書博運営事務局の id:ariaki です。
この記事では技書博の参加者動向データをもとに分析結果をまとめています。
来場者分析
技書博への来場状況について分析します。 まず、参加者数は次のとおりでした。
- 一般来場者 … 646名
- うち、事前予約 … 503名（77.9％）
- うち、フリー入場 … 143名（22.1%）
- サークル … 142名（※概算）
- スタッフ … 30名
- サポーター … 12名
合計 830名 に来場いただきました。
前日23:19までチケット予約ができる状態であったにも関わらず約2割の方がフリー入場で来られています。 Twitterタイムラインでは当日予定がなくなり急遽参戦するという発言も観戦されましたので、一定数はフリー入場が必要であることがわかります。 「当日暇になったから早く来場したい」という方の要望に応えるかについても改めて議論が必要です。
また、事前予約なく（事前予約制を知らず）14:00までに来場された方が20名強いらっしゃいました。 これらの方には改めてお越しいただくよう対応したのですが、公式サイトでもう少しわかりやすく記述する必要があると考えます。 全体的に公式サイト上での記載内容が不親切であったように感じ、次回以降の課題になりました。
事前予約者分析
今回は事前予約制としていましたが、来場率が約50%と低く、その原因を分析します。 まずは予約から来場までの時間的関係を次表にまとめました。
この表からは予約時間を大きくこえて来場する方はほとんどいないことがわかります。 エンジニアは朝が弱いと想定していましたが、どの時間帯でも大きく時間を外れてのチェックインは少なく、時間に正確であったことが伺えました。
1人1回あたりチケットを4枚取得できるようにしていましたが、どの程度取得されていたのでしょうか。
- チケット配布総数：1,000枚
- チケット取得人数：717人（1人あたり 1.4枚）
- 1枚：547人
- 2枚：118人
- 3枚：10人
- 4枚：35人
- 5枚：1人
- 6枚：3人
- 8枚：3人
半数以上の方が1枚でしたが、ペアで予約されてる方が割と多く、3枚以上の需要はさほど多くないようです。 異なる時間に2回以上予約をされている方もいましたので、遅刻しても入場できることが十分に周知されていなかったことが原因かもしれません。 実際はどの程度参加されていたでしょう。
| 発行枚数 | 発行総数 | 参加 | 不参加 | 参加率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 547 | 326 | 221 | 59.6% |
| 2 | 236 | 118 | 118 | 50.0% |
| 3 | 30 | 17 | 13 | 56.7% |
| 4 | 140 | 35 | 105 | 25.0% |
| 5 | 5 | 1 | 4 | 20.0% |
| 6 | 18 | 0 | 18 | 0% |
| 8 | 24 | 6 | 18 | 25.0% |
4枚以上チケットを取得した方の参加率が極端に悪く、このままではイベント運営に支障がでる割合であることがわかりました。 次回以降は複数チケットを取得できないよう制限を設けることが必須です。 また、1枚の方でも参加率は約6割とかなり低く、参加率を上げる方法をなんらか考えなければなりません。
PayPay使用状況
すべてのサークルでPayPay支払いをお選びいただけるよう、運営事務局が準備しました。 どの程度使われたのかを分析します。
- 使用サークル数 … 41サークル
- 取引件数
- 合計 … 365件
- 平均 … 9.13件
- 最小 … 1件
- 最大 … 21件
- 取引金額
- 合計 … 406,300円
- 平均 … 10,158円
- 最小 … 600円
- 最大 … 39,800円
サークル辺りの平均頒布数はまだ分析できてませんが、想定以上に使われていないことがわかりました。 事前周知がギリギリであったことがひとつの要員として考えられますが、場内の至る所にロゴがあり既にPayPayをインストールしている方には違和感なく使えたはずです。 参加者のなかでPayPayがさほど使われていないこと、連続した決済でエラーが発生したことなどが要因として想定されます。 参加者アンケートにおいて電子決済に関する意識を聴取していますので、後日まとめたいと思います。
